チェコのJetBrainsは、マルチプラットフォームのシリアル化ライブラリ「kotlinx.serialization 1.0」を、10月8日(現地時間)にリリースした。最初の安定バージョンであり、本番環境に対応している。
kotlinx.serializationには、シンプルで強力かつ純粋なKotlin APIが付属しているので、JSONと型安全なKotlinオブジェクトの相互の解析が簡単に行える。
kotlinx.serializationは、純粋なKotlinで記述されており、Kotlin/NativeやKotlin/JSを含むすべてのKotlinマルチプラットフォームターゲットで利用でき、シリアル化機能はKotlin型システムを念頭に置いて構築されている。また、オブジェクトの継承階層を快適かつ安全に処理してシリアル化が可能なほか、一般的な入力の処理方法と出力の生成方法の調整など、強力なカスタマイズ機能を搭載する。
同社は現在、HOCON、ProtoBuf、CBOR、プロパティのシリアル化形式のサポートに向けて、開発を行っている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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