米Red Hatは、企業全体でのIT自動化の一歩となる「Red Hat Ansible Automation Platform」と「Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes」の統合を、10月13日(現地時間)に発表した。
「Red Hat Ansible Automation Platform」と「Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes」の統合は、従来のテクノロジーとクラウドネイティブテクノロジー間のツールセットと「ハンドオフ」を合理化することで、エンタープライズIT組織におけるワークフローの複雑さと摩擦の増大への対処を可能にしている。
「Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes」は、クラウドネイティブの管理とモニタリングのニーズに対応し、アプリケーションレベルまたは従来のITワークフローが必要な場合はRed Hat OpenShiftクラスタ全体のコントロールプレーンとして機能することによって、システム更新のデプロイ、ロードバランサーの設定、サーバーリソースのスケーリングといった「Red Hat Ansible Automation Platform」機能をトリガーし、複雑なハイブリッドクラウド環境の管理を、単一のワークフローによって実現する。
両者の統合の一環として、同社はRed Hat OpenShiftのKubernetes Operator foundationを利用して、ハイブリッドクラウド環境でのIT自動化を促進しており、Kubernetes Operator foundationによってOpenShiftデプロイメント全体でアプリケーションを大規模に実行しやすくなるほか、「Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes」のリソースオペレータを使用して「Red Hat Ansible Automation Platform」を呼び出し、Kubernetesクラスタ外部でタスクをより効率的に実行できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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