英Canonicalは、軽量版KubernetesであるMicroK8sにおける自動高可用性(HA)クラスタ構築機能「HA MicroK8s」を、10月15日(現地時間)に発表した。
HA MicroK8sは、どのノードが停止しても信頼性の高いサービスを維持し、最小限の管理コストと監督で実運用環境の要件を満たしている。
同社が大幅に改良を施したSqliteであるDqliteをKubernetesに組み込んでおり、Dqliteはクラスタのメモリフットプリントを縮小し、データストアの保守を自動化する。
データストアを供給する最良のノードを自動的に選択し、データストアのノードに障害が発生した場合は、次善のノードが自動昇格することで、APIサービスの常時稼働を確保している。
復元性が高く、zero-ops化によって人件費を大幅に削減できる。また、snapパッケージを使用するので、圧縮形式によるネットワーク経由での更新、トランザクションのロールバック、セキュリティパッチの自動適用が可能であり、ミッションクリティカルなワークロードを無人環境に露出せずに済む。
さらに、産業用IoTアプリケーションの強化に役立ち、OT(Operation Technlogy)の重要な環境で、クラウドネイティブのアプリケーションをサポートできる。また、Canonicalがエンタープライズレベルの長期的なサポートと保守を提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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