米セールスフォース・ドットコムは、人とビジネスの生産性向上を支援する業務プロセス全般を自動化するソリューション「Einstein Automate」を、12月2日(現地時間)に発表した。
「Einstein Automate」は、あらゆるビジネス機能、あらゆる業界向けに自動化の機能を提供するもので、コーディングを行うことなく、数クリックでインテリジェントな業務プロセスを構築しつつ、システム間のデータ統合を可能にしている。
「Einstein Automate」には、複雑なマルチユーザープロセスや承認作業を自動化する業務プロセスを、ユーザー自身が作成できるローコードの開発ツール「Flow Orchestrator」を用意しており、AIが生成した作業ステップやレコメンデーションによって、プロセス全体にわたってユーザーを支援しながら遅延の原因となるボトルネックを特定し、プロジェクトやプロセスを迅速化する。
また、「MuleSoft Composer for Salesforce」を使用することで、コーディングなしで異なるアプリケーションやデータをSalesforceに接続し、顧客の360度ビューの構築を可能にしており、統合作業を簡単に自動化する構築済みのコネクタおよびテンプレートライブラリを利用して、迅速に移行を行える。
Salesforce AppExchangeの「Einstein Automate」コレクションページには、Salesforceおよびパートナーが構築した700超の自動化ソリューションが用意されており、OmniStudioの新しい製品や機能も利用できる。
「Flow Orchestrator」は2021年夏にベータ版の提供を、「MuleSoft Composer for Salesforce」は2021年初旬に一般提供を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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