Open Collectiveは、企業からのオープンソースプロジェクトへの資金提供を可能にする「Funds for Open Source」を、3月24日(現地時間)に発表した。
同基金は、企業がオープンソースプロジェクトを支援するための基金創設を支援するもので、対象となるオープンソースプロジェクトが企業の一部であるか、独自の基盤を持っているか、他の出資者と協力しているか、法人化しているかに関わらず資金提供を受けられる。
50%の成長を果たしたAirbnbの基金や、約30のプロジェクトをサポートするIndeedの基金、Webブラウザの新機能をクラウドソーシングによって優先順位づけするIgaliaのOpen Prioritizationの基金など、大々的な発表は行われなかったものの、すでに2020年の時点で数多くの基金が創設されている。
Open Collectiveは、「Funds for Open Source」によって提供される資金について、“ファウンダーが彼らとの依存関係にあるメンテナとの協力関係を築くためのAPI”であると表現しており、企業によるオープンソースプロジェクトへの投資を支援し、オープンソースクリエイターの生活水準を高め、エコシステム全体の持続可能性向上を目指す。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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