米Microsoftは、「Visual Studio 2019 for Mac 8.10」の提供を、6月2日(現地時間)に開始した。
「Visual Studio 2019 for Mac 8.10」では、.NET 6 Preview 4のサポート、ネイティブなmacOS Cocoaを使用したダイアログへの対応、ソリューションのロードとプロジェクトビルドのパフォーマンスの改善などが行われている。
なお、UIを構成するコードの、完全なネイティブコードへの書き直しは、「Visual Studio for Mac 2022」リリースの完了を予定する。「Visual Studio for Mac 2022」では、UIレイヤの大幅な変更やより高い安定性とパフォーマンスを提供するための、内部の技術的な変更が行われる予定で、今回リリースされた「Visual Studio 2019 for Mac 8.10」では、「Visual Studio for Mac 2022」で予定される変更に向けた、部分的な更新が行われた。
そのほか、Visual Studio for Macでは将来的にApple M1チップをはじめとする、いわゆるAppleシリコンのネイティブサポートを目指しており、現時点で実装されているRosetta 2翻訳レイヤを介したApple M1チップのサポートは、今のところうまく機能している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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