米Kongは、オープンソースのAPIゲートウェイの最新版「Kong Gateway 2.5」を、7月13日(現地時間)にリリースした。
「Kong Gateway 2.5」には、パフォーマンスベンチマークを実行するための、効率的な方法を提供する新たなパフォーマンステストフレームワークが搭載されている。
フレームワークは、バンドルまたはカスタムプラグインを使用してKong Gateway自体のパフォーマンスを評価し、フレームグラフをプロットしてパフォーマンスのボトルネックをデバッグするために用いられ、Kong Gatewayの既存の統合テストアプローチに組み込まれているフレームワークによって、パフォーマンステストの開発が容易になった。
さらに、ハイブリッドモードが追加され、可観測性を向上させるためにステータスAPIを使ってデータプレーンでアップストリームヘルスチェックエンドポイントを公開するとともに、データプレーンの互換性チェック時に、コントロールプレーンがこれまでよりも寛大になっている。また、コントロールプレーンは復元力を高めるために、データベースへの接続が失われた場合でも新しいデータプレーンに更新を送信可能になるなど、多彩な機能が追加された。
そのほか、hmac-authプラグインで署名文字列の@ request - targetフィールドがサポートされるようになり、syslogプラグインではさまざまなソースからのエラーメッセージをグループ化するための機能構成オプションが追加されている。また、Prometheusプラグインでは接続されたデータプレーンのステータスをコントロールプレーンに公開するようになり、Zipkinプラグインへのいくつかのタグ追加も行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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