米Amazon Web Servicesは、同社が設計したチップを搭載した、新たな3つのAmazon EC2インスタンスの提供を、11月30日(現地時間)に発表した。
AWS Graviton3プロセッサを搭載した「C7g」インスタンスは、AWS Graviton2プロセッサを搭載した「C6g」インスタンスと比較して、最大25%優れたパフォーマンスを提供する。
Elastic Fabric Adapter(EFA)をサポートしているため、アプリケーションはネットワークインターフェイスカードと直接通信でき、HPCやビデオエンコーディングといった大規模な並列処理を必要とするアプリケーションのパフォーマンスを向上できる。
AWS Trainiumチップを搭載した「Trn1」インスタンスは、Amazon EC2における機械学習モデルのトレーニング環境としては、最高のコストパフォーマンスと処理速度を実現する。
800GbpsのEFAネットワーキング帯域幅を提供し、機械学習トレーニングをペタビットスケールのネットワーキングと相互接続された10000以上のTrainiumアクセラレータに拡張可能で、スーパーコンピューティングクラスのパフォーマンスにオンデマンドでアクセスできるEC2 UltraClustersに対応している。
AWS Nitro SSDを搭載した「Im4gn/Is4gen/I4i」は、I/O集中型ワークロードにおける高いストレージパフォーマンスを提供する。
最大30TBのNVMeストレージによって「I3」インスタンスと比較して、最大60%低いI/Oレイテンシ、75%低いレイテンシ変動によって、アプリケーションパフォーマンスの最大化を可能にした。
なお、「C7g」インスタンスと「Trn1」インスタンスは、すでにプレビューが開始されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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