CRMツールをオンデマンドで提供しているセールスフォースは、最新バージョン「Summer '07」を発表した。
CRMツールをオンデマンドで提供しているセールスフォースは16日、最新バージョン「Summer '07」を発表した。ユーザーにApexコードが提供され、アプリケーションのカスタマイズ性が向上している。
営業支援ツールなどでは、現在抱えている案件情報、進捗度、部署全体の売り上げなどをわかりやすく可視化する必要がある。同様に、決済のワークフローなども理解しやすいように表示されることが望ましい。しかし、これらの情報は企業・部署・ソリューションごとに違い、細かなカスタマイズが必要となってしまう。パッケージソフトだと、このカスタマイズのために大きなコストがかかってしまうことも珍しくない。
セールスフォースが提供するツールの最新バージョン「Summer '07」では、ApexコードというJavaに似た開発言語が提供され、ソリューションごとに独自のカスタマイズを加えることが容易になった。これにより、より自社のビジネス基盤に近い形でオンデマンドCRMを利用することができる。ユーザーがシステムを開発しやすいように「Salesforce Sandbox」も提供されており、ユーザーはワンクリックで自社の「Salesforce」開発環境のコピーを作成できるようになっている。
また、既存のセールスフォースシステムにも、レポート機能の強化やワークフロー機能の強化といった改善が盛り込まれている。
salesforce.com
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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