Argo Projectは、Kubernetesのイベント駆動型ワークフロー自動化フレームワークArgo Eventsの最新バージョンとなる「Argo Events 1.6」を、2月16日(現地時間)にリリースした。
「Argo Events 1.6」では、フィルタリング機能が大幅に強化され、すべてのEventSourceで利用できる新たなフィルタリング機能が追加されている。EventSourceフィルタリングを使用することで、フィルタ式を指定して関心のあるデータのみを取り込むことが可能になり、とりわけイベントが多い場合のパフォーマンスが向上する。
センサのフィルタリングも強化されており、andやorといった論理演算子を用いて、複数のフィルタを指定できるようになった。dataフィルタとexprフィルタの両方が設定されている複雑なフィルタ構成では、最上位の論理演算子が指定可能になっている。
ほかにも、フィルタの適用前またはトリガの使用前にイベントデータをセンサで変換できるイベント変換の実装や、バージョン1.5.1で導入されたトリガ条件リセットの一般提供、BitBucket Server EventSourceにおける1つのオブジェクトでの複数のリポジトリ構成のサポート、BitBucket Cloud EventSourceの実装、Github EventSourceの改善など、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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