米Wasmerは、WebAssemblyパッケージマネージャWAPMの、新たなエクスペリエンスを3月2日(現地時間)に公開した。
新たに設計し直されたWAPMのユーザーエクスペリエンスでは、すべてのWAPMアカウントにメンバーのプロファイルページが追加され、アバターのアップロードや略歴の追加、GitHub、Twitter、個人Webサイトなど外部へのリンクの提供などが可能になっている。
検索ページも刷新され、インテリジェントなテキストベースの検索と、フィルタリングおよび並べ替えオプションを組み合わせることによって、素早く検索できるようになった。また、パッケージの作成と公開も非常に容易になり、WAPMに搭載されているガイドを使用して、パッケージをダウンロードして公開するだけとなっている。
さらに、新たに用意されたブラウザ内ターミナルによるWebAssemblyアプリのオンラインでの安全な操作が可能になるとともに、新たなパッケージ通知機能が追加されたほか、パッケージ設定によるライフサイクル管理にも対応し、パッケージを簡単にアーカイブ、復元、転送できるようになった。
ほかにも、WebAssemblyコミュニティのさらなる発展を目的に、他の開発者との共同によるWebAssemblyパッケージの保守や作成を容易にするパッケージコラボレーション、WebAssemblyパッケージへの説明と外部リンクの追加を可能にする名前空間が追加されている。
なお、クラウドコンパイラを使用して、さまざまなアーキテクチャにてネイティブ実行可能なファイルを自動生成し、WAPM.ioからダウンロードする機能の開発も進められており、今後数日~数週間で利用できるようになるという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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