米Cloudflareは、分散型のSQLデータベース「D1」のオープンアルファ版を、11月16日(現地時間)に公開した。
D1のオープンアルファ版では、数クリックでデータベースを起動、実行可能なダッシュボードを用意しており、データベースを自由に作成、維持、表示できる。また、ダッシュボードから行われた変更は、再デプロイを行う必要がなく、Workerで直ちに利用可能になる。
また、Wrangler CLIを使用したデータベース操作、wrangler.toml設定ファイルへのD1バインディングの追加によるWorkerへのアタッチ、Cloudflare Pagesとの統合などに対応している。
そのほか、プライベートアルファ期間中にはコミュニティのメンバーによって、D1を活用するためのさまざまなツールが開発された。
なお、今回公開されたオープンアルファ版では、レプリケーションとJavaScriptトランザクションがサポートされていない。ほかにも、データベースの実行が単一のインスタンスのみとなること、高負荷下では読み取りや書き込みクエリは、新たなレプリカを作成するトリガではなくキューに入れられる場合があること、バックアップの実行中はデータベースへのアクセスがブロックされることなど、いくつかの制限が存在する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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