米Amazon Web Servicesは、サーバーレスサービス「AWS Lambda」で、機械語に事前コンパイルした.NET 7アプリケーションに対応すると11月15日(現地時間)に発表した。米Microsoftは11月8日に公開した.NET 7で、機械語への事前コンパイルを可能にしており、それに早速対応した。この機能はAWS Lambdaが利用できるすべてのリージョンで使用できる。
Amazon Web Servicesは、AWS Lambdaで機械語に事前コンパイル済みのアプリケーションを動かすことで、エンドユーザーへのサービス向上につながるだけでなく、起動速度の速さや少ないメモリ消費量によって事業者にかかるコスト負担を軽減できるとしている。
同社の調べによると、機械語に事前コンパイルした.NET 7アプリケーションは、中間言語にコンパイルしたアプリケーションに比べて、起動時間が平均で44%改善し、最大で86%も改善する例があったという。AWS Lambdaで.NET 7の機械語に事前コンパイルしたアプリケーションを動作させるには、「AWS Extensions for .NET CLI」「Amazon Lambda Tools」「AWS Toolkit for Visual Studio」「AWS Serverless Application Model CLI」といったツールが必要になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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