オープンソース・ソフトウェアの特許を保護する目的で活動している団体である「Open Invention Network」(本部:米ノースカロライナ州ダーラム)は米Amazonが同団体に加盟したと12月6日(現地時間)に発表した。
Open Invention Networkは、Linuxを中心としたオープンソース・ソフトウェアの特許を守り、特定の企業が特許を振りかざしてほかの企業に損害を与える事態を防止することを目的に、2005年11月に発足した団体だ。現在、米Google、米IBM、NEC、蘭Philips、独SUSE、ソニー、トヨタ自動車が活動資金の大部分を拠出するFunding Menmersとして活動している。今回加入するAmazonは一般会員に当たる「Community Member」として活動する。現在、Open Invention Networkには3700社以上がCommunity Membersとして参加している。
Open Invention Networkに加入する企業は、オープンソース・ソフトウェアに関する特許を主張しないことを約束する。そして、Open Invention Networkが保有する特許やメンバー企業が持つ特許をロイヤリティ・フリーで使用できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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