ニコニコ動画(RC2)発表会では、RC2で追加される新機能と今後の展開についての発表がなされた。
10日に行われたニコニコ動画(RC2)発表会では、RC2で追加される新機能と今後の展開についての発表がなされた。特に日付が明記されていない機能は本日10月10日より提供される。
カテゴリー・トップ・ページの新設(カテゴライズドトップ)
トップページに関してデザイン上の大きな変更はないが、カテゴリを選択した際、右側に表示される「タグ」「動画ランキング」「市場ランキング」がカテゴリに応じたものに変更されるようになった。
NGワード・NG IDの設定(11月予定)
動画投稿者が禁止したい単語をNGワードとして登録することができる。また、特定のIDからの書き込みを禁止するNG IDも可能になった。なお、この設定ができるのは「動画投稿者」であり、一般視聴者が設定できるものではない点に注意したい。
ニコニコ割り込み(ニコ割)
10月9日夜のテストもあったが、「同一物理時刻にアクセスしている全動画視聴者」に対して、同時に情報を伝達するサービスを開始する。現状では運営側からユーザーに対してメッセージを送る、一種のイベントのようにして使われるようだ。
投稿者専用コメント
自分が投稿した動画に対して、投稿者自身がコメントをつけられるようになる。このコメントは「コメントが増えても消えない」「表示期間を設定できる」「いつでも編集・削除が可能」という機能を持つ。このため、視聴者向けメッセージや注意書きの挿入などが可能となる。
ニコスクリプト(10月18日予定)
RC2新機能の目玉の1つがニコスクリプトだろう。これは動画投稿者があらかじめ特殊なコメントを投稿者専用コメントとして入力しておくことで、動画にエフェクトや機能を追加できるというもの。
例えば「@窓」と入力しておくと、動画・コメントとは別にのぞき窓のようなエフェクトを動画にかけることができる。視聴者は「右」「↓」といったコメントを入力することで、この窓を移動させることができる仕組みだ。
スクリプトには他にも投票数をカウントするものや、違う動画にジャンプさせるもの、指定した文字を弾幕に変換してしまうものなどが用意される。動画ジャンプスクリプトなどを利用することで、「例えばサウンド・ノベルのようなものが作れるかもしれない」(ひろゆき)という。
なお、投稿者専用コメント(ニコスクリプト含む)のついた動画は、当面、プレミアム会員と投稿者本人にしか閲覧できない予定となっている。
国際ニコニコ映画祭(未定)
現在、ニコニコ動画に多数のクリエイターが集結していることや、海外からも多くの参加者がいること、新しい文化が生まれていることなどから「国際ニコニコ動画映画祭」を開始する。
詳細は未定だが、審査委員長にはヴィジュアリストの手塚眞氏、審査委員には有名なニコニコ動画ユーザー数名、ゲスト審査委員にはニコニコ動画とあまり接点のない知識人・著名人が参加する。その中でニコニコ動画に投稿された動画の中から優れた動画を選出し、なんらかの賞を与えるという。
開催期間は数ヶ月に1度を想定しており、年間MVPの選出なども企画されている。単に優秀者を選ぶだけでなく「ニコニコらしい」イベントを目指していくとしている。
台湾対応(10月18日予定)
説明文やカテゴリを繁字体で表示した「台湾版ニコニコ動画」を開始する。なお、台湾からのコメントは日本からのコメントと別のスレッドに表示される。
動画編集ソフトの提供(2007年12月予定・ニコニコ動画(RC2)サービス・パック1)
株式会社インターネットと共同開発中の動画編集ソフトをユーザーに提供する予定。またRC2搭載された新機能のバージョンアップを図っていく。
ニコニコ動画が初の本格的バージョンアップ 新機能、新インターフェース満載の「ニコニコ動画(RC2)」開始(PDF)
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