米Microsoftは、コードエディタ「Visual Studio Code」の、.NET MAUI(.NET Multi-platform App UI)向け拡張機能の最初のプレビューを、7月11日(現地時間)に公開した。この拡張機能をインストールすると、Microsoftが6月に新たに公開したばかりのC#向け拡張機能も自動的にインストールされ、C#言語と.NET MAUIを利用した開発環境が整う。
.NET MAUI向け拡張機能をインストールすると、コード補完機能である「Intellisense」と、AIを利用したコード補完機能「IntelliCode」をVisual Studio Codeで利用可能になる。さらに、開発に使用している端末とは異なる環境(Android、iOS、macOS、Windows)に開発中のアプリケーションを移動させて、デバッグすることが可能になる。
今回の最初のプレビューでは、Windows環境からは、ローカルのWindows環境とAndroidエミュレーター、そしてAndroidの実機を使ったデバッグが可能になっている。macOS環境からは、ローカルのmacOS環境、iOSシミュレーター、iOSを搭載した実機、Androidエミュレーター、Androidの実機を使ったデバッグが可能だ。そしてLinux環境からはAndroidエミュレーターとAndroidの実機を使ったデバッグが可能になっている。
今回提供する拡張機能は商用のVisual Studioと同じ機能を部分的に使用しており、その部分はVisual Studioと同様のライセンス形態で提供している。Visual Studio Communityと同様に、個人開発者やオープンソース開発者には無償で提供するが、商用アプリケーションを開発する団体の開発者には、「Visual Studio Professional」や「Visual Studio Enterprise」のサブスクリプションの一部として提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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