米HashiCorpと米Amazon Web Servicesは、「Terraform Cloud」が「AWS Service Catalog」をサポートしたことを、8月10日(現地時間)に発表した。
今回の、Terraform CloudにおけるAWS Service Catalogのサポートによって、AWS Service Catalogを使用してAWS内でTerraform Cloud構成を大規模に整理、管理、配布できるようになり、標準化および事前承認されたTerraform構成のカタログ化、Infrastructure as Codeテンプレート、アクセス制御、最小特権アクセスによるリソースのプロビジョニング、バージョニング、非常に多くのAWSアカウントへの共有、タグ付けといった、AWS Service Catalogが有する主要な機能へのアクセスが可能となっている。
これらの機能によって、管理者は事前承認されたTerraform構成のポートフォリオをAWS Service Catalogでキュレーションできるようになり、エンジニア、データベース管理者、データ サイエンティストといったエンドユーザーは、AWSインターフェースから1つのアクションでこれらのTerraform構成をデプロイすることが可能になる。
さらに、エンドユーザーはAWS Service CatalogインターフェイスからTerraform構成を簡単にキューへ入れられるようになり、そのワークロード用のワークスペースが生成され、Terraform Cloudでの実行がトリガされる。実行を開始するには認証情報が必要となるため、プロジェクトは動的なプロバイダ認証情報を使用して構成され、キューに入れられたTerraform構成を計画または適用するためにワークスペースが自動的に認証され、Terraform構成に応じた必要リソースをAWS上にプロビジョニングしてもらえる。プロビジョニングにあたって、エンドユーザーはTerraform Cloudとのやり取りや、ワークフロー全体での静的な認証情報処理を行う必要はない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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