GitHub、AtlassianのBitbucket ServerやBamboo Serverなどから、GitHub EnterpriseやGitHub Actionsへの移行ツールをリリース

　米GitHubは、Atlassianが2024年2月15日（現地時間）以降に、Bitbucket ServerやBamboo Serverといったサーバ製品に対するテクニカルサポートやセキュリティアップデート、脆弱性修正の提供を終了することを受けて、これらのサーバ製品からGitHub Enterprise CloudおよびGitHub Actionsへの切り替えを、より簡単かつ安全に、さらにシームレスに実行できる移行ツールを、9月18日（現地時間）にリリースした。

　Bitbucket ServerおよびBitbucket Data Centerから、GitHub Enterprise Cloudへの移行は、GitHub Enterprise Importer（GEI）へのサポート追加によって実現されている。GitHub Enterprise Importerは、すでに数多くのGitHubを利用する組織が、70万超のリポジトリをGitHubプラットフォームへ移行するために使用された、実績のある移行ツールであり、今回のリリースではコード、プルリクエスト、レビュー、コメントをGitHubへシームレスに持ち込めるようになった。

　さらに、GitHub Actions Importerを使用することで、BitbucketやBambooからCI/CDパイプラインをGitHub Actionsへ移動することが可能になっており、今回のリリースによって従来のAzure DevOps、CircleCI、GitLab、Jenkins、Travis CIからの移行に加えて、Bitbucket、Bamboo Server、Bamboo Data Centerからの移行がサポートされている。

　GitHub Actions Importerは、大規模で洗練されたインフラストラクチャを備えた組織のような、手動移行が不可能な場合にとりわけ威力を発揮するよう設計され、コストとエラーの可能性を最小限に抑えつつ移行プロセスを高速化できる。なお、GitHub Actions ImporterもGitHub Enterprise Importerと同様に、これまで数多くの組織における25万近くのパイプライン移行を支援してきた、実績ある移行ツールといえる。