オープンソースのJavaScriptパッケージマネージャであるYarnの開発チームは、最新バージョンとなる「Yarn 4.0」を10月23日(現地時間)にリリースした。
Yarn 4.0では、利用にあたってNode.js 18以降が必要になったほか、yarn initで作られたプロジェクトではゼロインストールがデフォルトで有効にならなくなるとともに、yarnPathよりもCorepackを用いるようになっている。また、typescriptやinteractive-toolsといったすべての公式プラグインがデフォルトで含まれるようになり、yarn workspaces foreachの構文がわずかに変更された。
おもな新機能としては、一般的な攻撃からユーザーを保護する機能をさらに高めた強化モードが導入され、ロックファイルにおいて2つの追加検証が行われるようになったほか、これまで利用されてきたTau-Prologによる制約のエンジンが非推奨となり、オプションでTypeScripyサポートを備えたJavaScriptベースのエンジンに置き換えられている。
ほかにも、yarn installなどにおけるUIの改良や、インストールの高速化といった、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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