米Microsoftは「.NET 8」のリリースにあわせて、「.NET 8」におけるASP.NET Coreについて、公式ブログの11月14日(現地時間)付の投稿にて紹介している。
.NET 8におけるASP.NET Coreは、これまででもっともパフォーマンスに優れており、.NET 7におけるASP.NET Coreと比較してJSONベンチマークでは18%、Fortunesベンチマークでは24%高速だった。
.NET 8では、クラウドネイティブAPIアプリケーションにフォーカスし、ASP.NET CoreにおけるネイティブAOTサポートが導入されており、ネイティブAOTを使用してASP.NET Coreアプリを発行し、ネイティブコードにAOTコンパイルされた自己完結型アプリを生成できるようになっている。なお、ASP.NET CoreでネイティブAOTを使用することで、ディスクフットプリントの削減や、起動時間の短縮、メモリ使用量の削減が可能になる。
ただし、ASP.NET Coreのすべての機能がネイティブAOTと互換性があるわけではなく、またASP.NET Coreで一般的に使用されるすべてのライブラリがネイティブAOTと互換性があるわけではない。
そのほか、ASP.NET Core Identityと対話するためのAPIエンドポイントの提供や、すべてのフレームワーク実装にわたるリクエスト内の偽造防止トークンの検証をサポートする偽造防止ミドルウェアのサポート、SignalRにおけるステートフル再接続への対応、依存性の注入におけるキー付きサービスのサポートなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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