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Webアプリケーション・フレームワーク「Angular v17」が公開

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 Webアプリケーションフレームワーク「Angular」の開発チームは、最新バージョンである「Angular v17」を11月9日(現地時間)に公開した。AngularはGoogleが中心となって開発しているオープンソース・ソフトウェア。MITライセンスで公開している。

 今回の新版では、新しい制御構文を開発者プレビューとして導入した。従来はHTMLのdiv要素の属性のような形で、「*ngIf」「*ngSwitch」「*ngFor」などといった制御構文を記述する必要があったが、新版ではJavaScriptに近い構文で、「@if」〜「@else」、「@switch」〜「@case」〜「@default」などの制御構文を使えるようになった。開発チームはコミュニティや企業からのフィードバックを受けて、より直感的に使える制御構文を導入したとしている。新しい制御構文を使うには、開発中のプロジェクトを対象に特定のコマンドを実行する必要がある。

 また、プログラム部品の遅延読み込みを実現する機能も加わった。Webページの表示速度と、1つ1つのプログラム部品の読み込み速度を考え、表示に影響しないが、読み込みに時間がかかる部品の読み込みを後回しにできる。また、サーバー側でレンダリングしたDOM構造を再利用することで、Webブラウザ上でのレンダリング時間を短縮するハイドレーションの機能が、開発者プレビューから本番の機能に昇格した。

 さらに、前バージョンで開発者プレビューとして加わった、「Vite」と「esbuild」を利用したビルド機能が、本番として公開となった。このビルド機能を使うことで、ビルド時間が従来比で67%高速になった例もあるという。ほかにも、デバッグ機能の改善など、いくつかの機能改善と新機能が加わっている。

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