米Googleは、Webブラウザ「Google Chrome」の最新版となる「Chrome 120」の正式版を12月5日(現地時間)に公開した。Chrome 120はAndroid、iOS、ChromeOS、Linux、macOS、Windowsに対応し、ChromeのWebページや、Google Play Store、App Storeから無料でダウンロードできる。
Chrome 120ではまず、サイトバーやポップアップなどを閉じる処理の実装を容易にする「CloseWatcher API」が加わった。サイドバーやポップアップなどが現れたとき、PCの「Esc」キーを押したり、Androidの「戻る」ボタンを押すと「close request」が発生するが、従来はこのclose requestを上手く処理する方法がなかった。CloseWatcher APIを利用すると、close requestを待ち受け、検出したところで何らかの処理をするコードを容易に記述できるようになる。
また、「詳細折りたたみ要素」を作成するHTMLのdetails要素の、「name」属性を使えるようになった。name属性を利用することで、name属性に同じ値を持つ要素をまとめて開ける折りたたみ要素を作成できるようになる。
ほかにも、端末のWebブラウザで使える機能を制限する「Permissions policy API」に、開発者が指定した機能制限に違反していることを通知する機能が加るなど、いくつかの新機能が加わった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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