米Google Cloudは、エンタープライズデータウェアハウスであるBigQueryと、ドキュメントの抽出や分類、分割などを可能にするDocument AIを統合し、ドキュメントデータからインサイトを抽出して、大規模言語モデル(LLM)アプリケーションを簡単に構築できるようにすることを、1月5日(現地時間)に発表した。
今回のBigQueryとDocument AIの統合によって、BigQueryのユーザーは、Googleの最先端基盤モデルを活用したDocument AI Custom Extractorの作成が可能になり、独自のドキュメントとメタデータに基づき、モデルをカスタマイズできるようになる。
カスタマイズしたモデルをBigQueryから呼び出すことで、安全かつ管理された方法によってドキュメントからの構造化データの抽出を可能にする。
今回の統合は、SQLやカスタムDocument AIモデルを使用したプライバシーフィルタリング、コンテンツの安全性チェック、トークンチャンキングのためのテキストフィルタ処理の実行など、生成LLMアプリケーションの新たな領域開拓にも役立つ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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