米Resendは、ReactとTypeScriptによってHTMLメールを作成するためのコンポーネント集であるReact Emailの最新バージョンとなる「React Email 2.0」を、1月19日(現地時間)にリリースした。
React Email 2.0では、作成したメールのプレビュー機能が作り直され、実際にメールを送信することなくWebブラウザでテンプレートがどのように表示されるかを確認できるようになっている。具体的には、モバイルプレビューにて、ブラウザのウィンドウサイズを変更したり、DevToolsを開いたりすることなく、小さい画面でメールがどのように表示されるかを確かめられるようになったほか、ファイルツリーでサブディレクトリがサポートされるようになり、メールの自由な整理が可能になった。また、問題発生時にエラーメッセージが表示されるようになり、問題の原因がわかりやすくなっている。
あわせて、新規インストールでローカルサーバの起動時間をテストしたところ、従来バージョンでは最大40秒だった一方、今回リリースされたReact Email 2.0では、最大でも7秒だった。また、初期設定の完了後には起動時間が1秒ほどになり、こちらも従来バージョンと比較して大幅に短縮されている。
さらに新たなコンポーネントの追加によって、コードブロック、インラインコードのレンダリングができるようになった。
ほかにも、プレビューのVercelなどへの直接デプロイが可能になるとともに、turborepo、npm、bun、pnpm、yarnワークスペースとの互換性が追加されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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