米GitHubは、JavaScript、HTML、CSSによってデスクトップアプリケーションの構築を可能にするフレームワークElectronの最新バージョンとなる、「Electron 29.0.0」を2月20日(現地時間)にリリースした。
Electron 29.0.0では、新たなトップレベルモジュールとして、Web APIオブジェクトと対話するためのユーティリティレイヤを提供するレンダラプロセスモジュールであるwebUtilsモジュールが追加されている。モジュール内では、APIとしてwebUtils.getPathForFileが使用できる。
あわせて、Chromiumがバージョン120.0.6099.56からバージョン122.0.6261.39に、Nodeがバージョン18.18.2から20.9.0に、V8がバージョン12.0からバージョン12.2にアップグレードされた。
そのほか、新機能としてはnetモジュールがユーティリティプロセスに追加されるとともに、file://プロトコルをより安全で制限された動作にする新しいElectron Fuseやprotocol.registerSchemesAsPrivilegedにカスタムスキームでV8コードキャッシュを許可するオプションが追加されており、ipcRendererモジュール全体をオブジェクトとしてcontextBridgeへ送信する機能が削除されるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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