米Amazon Web Services(AWS)は、ソフトウェア開発のためのパッケージ管理ツールである「AWS CodeArtifact」において、6月20日(現地時間)にRustのクレート(他のプログラミング言語におけるライブラリに相当)を保存してアクセスできるようにした。
AWS CodeArtifactは、アプリケーション開発で使用されるソフトウェアパッケージを安全に保存、公開、共有するために設計された、フルマネージド型のアーティファクトリポジトリサービス。npm、PyPI、Maven、NuGet、SwiftPM、Rubygemといった一般的なパッケージマネージャと形式をサポートし、既存の開発ワークフローとの統合が容易になっている。
AWS Identity and Access Management(IAM)および継続的インテグレーションと継続的デプロイメント(CI/CD)ツールとの統合によって、一貫性があり安全で効率的なソフトウェア開発ライフサイクルの維持に役立つ。
今回のアップデートによって、Rustの公式パッケージマネージャであり、多くのRust開発者に利用されているCargoと、AWS CodeArtifactとの統合が可能になる。現時点で、世界13のAWSリージョンにてRustのクレートを保存でき、RustのプライベートクレートをAWS CodeArtifactにアップロードするにあたって、追加料金は必要ない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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