インサイトテクノロジーは、Snowflakeに対応したSQLテストツール「Insight SQL Testing」のver.4.1をリリースしたことを、7月30日に発表した。
Snowflakeは、クラウドベースのデータウェアハウスサービスとして、ビジネスインテリジェンス、データ分析、データサイエンスの分野で広く利用されており、その柔軟性と強力な機能によって、多くの企業に採用されている。
一方で、Snowflakeは標準SQLをサポートしているものの、仕様の違いによって既存のデータベースで動いていたSQLが移行先では動かない、または異なる動作をしてしまうという事象も珍しくなく、既存のワークロードをSnowflakeなどの異なる環境へ移行する場合には、改修が必要なのか、必要な場合はどの程度の改修なのかの確認が必須となる。しかし、その確認にはドキュメントでのSnowflakeの仕様確認や、ソースコードの調査による修正箇所や難易度の確認といった作業が発生し、非常に工数がかかる。
「Insight SQL Testing」は、データベースのバージョンアップ時や既存のデータベースを別の種類にリプレースする際に必要となるアプリケーションの動作テストを、SQLレベルで効率的かつ容易に行うソフトウェア。本番環境のデータベースでアプリケーションが発行するSQLを自動収集して、収集したSQLを移行先のテスト環境にてテスト・評価することで、データベース移行・バージョンアップ時のテスト工数を大幅に減らせる。
今回、リリースされた「Insight SQL Testing」ver.4.1によって、既存データベースとSnowflake間におけるSQL互換性テストを効率化して、既存ワークロードのSnowflakeへの移行にあたってのテストやSQL改修にかかる工数を大きく削減する。また、網羅性の高いSQLテストを実施可能なので、移行につきまとうリスクを軽減して移行プロジェクトを成功に導く。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です