米Google Cloudは、8月1日・2日に開催している「Google Cloud Next Tokyo '24」における8月1日に行われた基調講演で、生成AIに関するアップデートを中心に、Google CloudとGoogle Workspaceに関する最新機能を発表した。
同講演では、GeminiアプリにおいてGoogle Workspace向け拡張機能がベータ提供され、Geminiアプリ上でGoogle WorkspaceのGmail、Google ドライブ、Google ドキュメントと連携できるようになることが発表されている。Geminiがユーザーの所有しているファイルや共有されているファイルをデータソースとして参照可能になるため、プロンプト内で参照先を指示することによって、メールの要約や検索、データの集計や整理といった日常業務を効率化し、複雑な開発や運用を行うことなくRAG(検索拡張生成)による自社データとの連携ができるようになる。
Google Workspaceにおいて、大容量ファイルの分析を可能にする生成AI機能であるサイドパネルについては、Gmail、Google ドキュメント、Google スライド、Google スプレッドシート、Google ドライブのサイドパネルにおける日本語サポートが、9月にWorkspace Labsとアルファ版に移行し、その後一般提供されることが明らかになった。
Gemini for Google Workspace向けの拡張機能を搭載したGeminiアプリは、法人ユーザーに対しては企業向けのGemini BusinessまたはGemini Enterpriseアドオンで、一般ユーザーに対してはGoogle One AIプレミアムにて提供される。
- 修正履歴
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- 2024/08/07 13:21 当初、一部製品名を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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