米Amazon Web Servicesは、「AWS Lambda」においてJSON構造化形式でネイティブにログをキャプチャしてログレベルを調整し、Lambda関数用のAmazon CloudWatchロググループを選択できる、高度なロギングコントロールを7月3日(現地時間)に発表した。
今回、発表された高度なロギングコントロールによって、独自のロギングライブラリを用意する必要がなくなり、LambdaログをJSON構造化形式で取得可能になっている。JSON形式では、ログを一連のキーと値のペアとして構造化できるので、関数ログを迅速に検索、フィルタリング、分析することが可能になる。
また、コードを変更することなくLambdaログにおいてERROR、DEBUG、INFOといったログレベルを制御できるため、関数のロギングの詳細度レベルが選べるようになり、重大なエラーのデバッグやトラブルシューティングのために大量のログから必要なデータを探す必要がなくなった。
さらに、Lambdaがログを送信するCloudWatchロググループの選択が可能になったため、アプリケーション内の複数の関数からのログを簡単に1か所に集約して、セキュリティ、ガバナンス、保持ポリシーをすべての関数に別々に適用するのではなく、アプリケーションレベルで適用できるようになっている。
なお、同機能はAWS GovCloud(米国)リージョンにて、追加費用なしで使える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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