SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

プログラミング言語「Rust」のバージョン1.81.0が公開、ソート関数のアルゴリズムを一新

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米Rust Foundationは、プログラミング言語「Rust」の最新安定版となる「バージョン1.18.0」を9月5日(現地時間)に公開した。Rustは、Apache License 2.0とMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 「Rust 1.18.0」ではまず、標準ライブラリが備えるソート関数のアルゴリズムを一新し、プログラムの実行速度だけでなく、コンパイル速度も改善した。また、新しいアルゴリズムは、正しいソート結果の出力を妨げる「Ord」トレイトの実装を検知できるようになった。これまでは、Ordトレイトの実装を誤ると、ソート結果としてでたらめに値を並べたものを返していたが、今回の改良で、プログラムが停止するようになった。

 また、静的解析の際に特定の警告を指定し、解析しても指定した警告が出なかったときに、メッセージを表示する機能が加わった。特定の記法についてプログラムの書き換えを進める際に、この機能を使うことでどれくらい書き換えが済んだのかを確認できるとしている。

 そして、WASI 0.1(WebAssembly System Interface)の準拠したコードを出力させるときに、これまではターゲットを「wasm32-wasi」と指定していたが、今回のバージョンアップから「wasm32-wasip1」と指定するようになった。wasm32-wasiというターゲット名は、2025年1月には廃止となる予定。ほかにもいくつかの新機能と修正が加わっている。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/20199 2024/09/18 12:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング