米Google Cloudは、アメリカのユーザーを対象に、Anthropicによるアップグレードされた「Claude 3.5 Sonnet」の一般提供を、10月22日(現地時間)に開始した。
今回、アメリカのユーザーに対する一般提供が開始されたClaude 3.5 Sonnetは、「コンピュータの使用」機能のパブリックベータ版が搭載され、Vertex AI Model Gardenでの利用が可能になっている。
アップグレードされたClaude 3.5 Sonnetを使用すれば、モデルにキーストロークやマウスクリックといったコンピュータアクションを生成するよう指示することによって、UIと対話させられる。なお、アップグレードされたClaude 3.5 Sonnetには、Model as a Service(MaaS)経由でアクセスできる。
さらに、Anthropicの高速で費用対効果の高いモデルであるClaude 3.5 Haikuも11月4日(現地時間)に提供が開始され、MaaSを経由してVertex AIで利用可能となっている。
Claude 3.5とVertex AIを組み合わせることで、複雑なデプロイプロセスを気にすることなく、シンプルなAPI呼び出しを通じてClaude 3.5モデルを探索して、直感的な環境で包括的な評価を実行できる。また、AIワークロード向けに設計されたフルマネージドインフラストラクチャと、プロビジョニングされたスループット、または従量課金制の価格設定を選べるオプションによって、Claude 3.5モデルのデプロイとスケーリングが容易になる。あわせて、Vertex AIのツールと、アップグレードされたClaude 3.5 SonnetおよびClaude 3.5 Haikuの独自の機能を使用したエージェント開発が可能で、承認されたモデルにのみアクセスできるよう、適切なアクセス制御が提供される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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