米Amazon Web Servicesは、「Data Exports for FOCUS 1.0」の一般提供を11月25日(現地時間)に開始した。
FOCUS(FinOps Open Cost and Usage Standard)は、FinOps Foundationが支援するオープンソースのクラウドコストおよび使用状況の仕様で、コストと使用状況データを標準化して、複数のソースにまたがるクラウドの財務管理を簡素化できる。今回、一般提供が開始されたData Exports for FOCUS 1.0によって、さまざまなソースからのコストおよび使用状況データの集計、クエリ、分析の実行を容易にする。
Data Exports for FOCUS 1.0では、CUR 2.0およびCost Optimization Hubの推奨事項に加えて、Data Exportsの新しいテーブルとして利用可能となっている。一般提供版では、プレビュー版テーブルに存在した19個の仕様適合性のギャップのうち、11個の主要なギャップが解消され、8個のギャップが残る。一般提供版に残る8個のギャップの大部分は、一部の明細項目においてSkuIdやPricingUnitといったコストに関連していない値の欠落に起因する。
これらの値の欠落は、CURおよびCUR 2.0のデータでも同様となり、CURおよびCUR 2.0でこれらの値の欠落がない場合は、Data Exports for FOCUS 1.0でも影響を受ける可能性は低いと考えられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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