Laravelの開発チームは、ReactやVue、Svelteのシングルページアプリケーションの作成を可能にするInertia.jsの最新バージョン「Inertia 2.0」の安定版をリリースしたことを発表した。
Inertia.jsは、バックエンド開発者がAPIを構築することなく、ReactやVue、Svelteなどのフロントエンドフレームワークを簡単に使用できるようにするために作成されたツール。サーバーサイドとフロントエンド間をつなぐブリッジとして機能する。
今回のInertia 2.0のポイントは、非同期リクエストが可能になるようにコアライブラリがアップデートされたことだ。新しい非同期リクエストシステムでは、複数のリクエストが互いにキャンセルされることなく同時に行われる。
既存のreloadメソッドはデフォルトで非同期になり、バックグラウンドデータの更新やフォームの送信を処理する際、スムーズなユーザーエクスペリエンスが提供される。
そのほか、プリフェッチやポーリングなどの機能もInertia 2.0で新しく追加された。
さらに、セキュリティが強化され、履歴暗号化APIを提供する。これにより、アプリケーションからログアウトするときに履歴状態からページデータをクリアできるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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