マイクロソフトは、3月24日、セキュリティ対策用の生成AIソリューション「Microsoft Security Copilot」の機能を拡張することを発表した。
Microsoft Security Copilotは、企業のセキュリティ担当者のオペレーションを支援する生成AIソリューション。自然言語で質問すると、一般的なセキュリティとITタスクの具体的なアクションにつながる回答を数秒で受け取ることができる。
今回発表された機能拡張によって、「日常的なフィッシングアラートやサイバー攻撃を処理できるため、セキュリティ担当者はより複雑なサイバー脅威やプロアクティブなセキュリティ対策に集中できるようになる」という。
追加されたセキュリティAIエージェントは、以下の通り。
- Phishing Triage Agent in Microsoft Defender(フィッシングトリアージエージェント)
- Alert Triage Agents in Microsoft Purview(データ損失防止とインサイダーリスク管理のためのアラートトリアージエージェント)
- Conditional Access Optimization Agent in Microsoft Entra(条件付きアクセス最適化エージェント)
- Vulnerability Remediation Agent in Microsoft Intune(脆弱性修復エージェント)
- Threat Intelligence Briefing Agent in Security Copilot(脅威情報のブリーフィングエージェント)
また、パートナーソリューションによるエージェント機能も追加。OneTrustのPrivacy Breach Response Agentや、AviatrixのNetwork Supervisor Agentなど、パートナー企業によるエージェントも5つ追加される。
これらのAIエージェントによって機能拡張されたMicrosoft Security Copilotは、4月にプレビュー版が利用可能になる予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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