OCI+Cloudflareの掛け合わせから学ぶアーキテクチャ選定
OCIは、データベースをはじめとするエンタープライズ向けの極めて堅牢な基盤や、コストパフォーマンスに優れたコンピュートリソース、大容量のオブジェクトストレージに強みを持つ一方で、CDNというフロントエンドのピースが欠けていた。
しかし、その弱点を悲観的に捉えるのではなく、グローバルなエッジネットワークと高速なサーバーレス環境に特化したCloudflareというパートナーと接続することで、互いの長所を最大限に引き出し、弱点を補うことに成功した。
この事例は今後のインフラ設計においても、事業者の壁を越えたインターコネクション(相互接続)の仕組みや、Bandwidth Allianceのようなアライアンスの存在を、アーキテクチャ選定の重要な評価軸に据えるべきだという教訓になるかもしれない。
「The Network is the Computer」を体現するように
「The Network is the Computer(ネットワークこそがコンピューターである)」というSun Microsystemsがかつて提唱した歴史的な理念を、現在Cloudflareが商標とともに体現しているように、コンピューティングの主戦場は中央集権的な巨大データセンターから、ユーザーの目の前にあるエッジへと拡張し続けている。
OCIとCloudflareの連携は、単なるネットワーク料金のコスト削減テクニックに留まらない。大容量かつ低遅延が求められるコンテンツを、誰もが安価に、そして容易に全世界へ配信できる未来の青写真を示している。
OCIとCloudflareが構築した「素敵な関係」は、既存のアーキテクチャを抜本的に見直し、ビジネスに次なるブレイクスルーを生み出すための極めて実践的なヒントとなるはずだ。
