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ブラックサンダー食べながらコードを書け! お菓子会社が本気で開いたハッカソン「ブラッカソン」レポート

ロボットアームが封を切り、投石器がチョコを飛ばす──「ブラックサンダーを食べたくなる」20作品

 ブラックサンダーでおなじみの有楽製菓株式会社は、2026年6月6〜7日、東京・秋葉原のUDXカンファレンスにて、「ブラッカソン」を開催した。人気チョコレート菓子「ブラックサンダー」にちなんだ同社初のハッカソンで、株式会社カヤックが企画・制作を行い「エンジニアがブラックサンダーを食べたくなるアイデア」をテーマに20チーム69名が2日間にわたって開発を競った。本稿では、審査員として参加したCodeZine編集長の近藤が当日の様子をレポートする。

なぜ、ブラックサンダーがハッカソン?

 有楽製菓では、ブラックサンダーを登山や釣りなどさまざまな活動の合間に食べる「行動食」として提案してきた。今回、ブラックサンダーの新しい楽しみ方として「パソコン作業のおとも」という食シーンに注目したことから、長時間パソコンに向き合いながら開発を進めるエンジニアに着目し、エンジニア向けハッカソンイベント「ブラッカソン」を開催するに至った。

 開発の合間にブラックサンダーを食べて休憩しながら進める開発スタイルを「ブラックサンダー駆動開発(BTDD)」と名付け、ブラックサンダーを開発文化のひとつとして昇華させようという意欲的な試みだ。このBTDDというキーワードは、会場の随所に掲げられ、参加チームの作品名にも次々と顔を出すことになる。

 応募総数は318名・106チーム。選ばれた20チーム69名が実際に集まり、2日間で作品を仕上げた。作品テーマは「エンジニアがブラックサンダーを食べたくなるアイデア」。

 審査員には、有楽製菓代表取締役の河合辰信氏、デイリーポータルZ編集長の林雄司氏、CodeZine編集長の近藤佑子、株式会社カヤックの社員でありバズ発明家のゆうもや氏、特別審査員として「有楽製菓社内AI」が加わる5者体制で行われた。

ブラックサンダーで満たされたハッカソン会場

 会場の真ん中には、ブラックサンダー食べ放題コーナーが設置。ハッカソン参加者は文字通り「食べ放題」でハッカソンに臨むことができ、BTDDを実践できる。

ブラックサンダー食べ放題コーナー
ブラックサンダー食べ放題コーナー

 また、壁一面に貼られたブラックサンダー型のカードを剥がすと、開発をサポートするグッズが当たる「ブラックサンダーの壁」も設置されていた。当選者には、ブラックサンダー保冷剤やブラックサンダークッションの進呈のほか、4Kモニター、ホワイトボードなどの開発お助けグッズの貸出が行われた。

ブラックサンダーの壁
ブラックサンダーの壁

20チームが全力で挑んだ「エンジニア×ブラックサンダー」

 制限時間は1チーム4分。入れ替えを含め20チームで100分のプレゼンがノンストップで繰り広げられ、最後まで勢いが衰えなかった。作品は大きく「アプリ・ソフトウェアで完結」「ガジェット・ハードウェア連動」とに分かれるが、共通していたのは「ブラックサンダーを食べたくなるきっかけ(もしくは、食べさせるための口実)を、本気で作り込んでいる」という点だ。

ハッカソン風景全景
ハッカソン風景全景

 以下に全20チームの作品概要をまとめる。

チーム名 作品名 概要
ザクザクTOPPA駆動開発 ZAK HACK BREAK 作業時間に応じてブラックサンダーが画面を侵食するデスクトップアプリ。人と会ってブラックサンダーを食べると画面が回復する
A-PxL もくもくサンダー Meta Quest 3を使ったVR作業環境。ポモドーロタイマーと連動し、集中時間が終わると卓上のブラックサンダーが完成・消費される
高専モンスター サンキューサンダー SlackやDiscordのメンションをトリガーに、Raspberry Pi制御の投石器がブラックサンダーを物理的に飛ばす
マッシュ&ルーム Thunder Systems株式会社 架空企業Thunder Systemsが提供するシステムというコンセプトで、エディタ・ブラウザ・SNS風タイムラインを統合した開発支援ツール
チョコが主食 ブラックサンダーMCP AIへのモラハラを検知するとヒューマノイドが起動し、ブラックサンダーとコーヒーを提供してくれるMCPツール
kb ブラックスキャンダー ブラックサンダー表面をスキャンして3Dデータ化し、そのままゲームステージとして遊べる
ブラックサンダイエット 3939.SPOT 外出先にWi-Fiスポットを設置し、LINE登録でブラックサンダーをプレゼント。災害時の活用や、ドローン連携も構想
アイヴロ TWing mission:ざっくりロケット開発大作戦! 「二人羽織」形式で、ブラックサンダーを食べながらロケット開発に挑む体験型ゲーム
0スタートインデックスが嫌すぎる! BTDD_UDX 日報とブラックサンダーポイントを連動。もらったポイントは他人にしか使えず、ブラックサンダーを渡し合う文化を醸成できる
snack-driven-dev ホワイトキャット チームメンバーの状態を可視化し、ブラックサンダーを「投げ合う」コミュニケーションツール。プレゼンにサブリミナル効果も仕込み済み
えーつー デスクトップサンダー タイピング量に応じてブラックサンダーが溜まり、実物のブラックサンダーをセンサーに置くと休憩モードに強制移行するデスクトップアプリ
ア開 ザクいち-ザクっと一本勝負 ブラックサンダーのパッケージをスキャンして個体認証し、1本1回限りの対戦ゲームが楽しめる「食べきり対戦ゲーム」
Rクリエイティブラボ タベロサンダー 開発中の画面にブラックサンダーが弾けて「断面モンスター」が登場。実際に食べるとガチャが引けてモンスターを収集できる
チームエビ Looks Good To Me GitHubやSlackでLGTMをもらうと3Dプリンターが踊り出し、光る演出も交えながら抽選でブラックサンダーが出てくる
ちょりれいちゃん 甘くない現実に甘い納税を!〜ブラック企業サンダー〜 コミット数・曜日・時間帯に応じてブラックサンダーを「納税」するシステム。Webカメラで不正を見抜く
ビーバーズ・ハイブ ブラックサンダー駆動開発装置(BTDD装置) AIトークン使用量に連動してブラックサンダーを自動供給。ロボットアームが充填し、専用ハサミが封を切る本格FA装置
雷神's son & daughter ザクリフレクト 30分同じ画面を開きっぱなしにすると断面モンスターが休憩を提案。ブラックサンダーを手に取ると作業ログを自動要約してくれる
お菓子大好き! 公開ブラックサンダー認証 ブラックサンダーを割った断面を「公開鍵」に使う認証方式。秘密鍵(残った半分)は食べることで漏洩を防ぐ
Acompany ブラックサンダー Everywhere ターミナル・VS Code・JetBrains・ブラウザなど全開発環境をブラックサンダーで染める統合システム
ワタシハブラックサンダーチョットタベル_42 今日の彼女の機嫌はブラックサンダー 怒ったらネットでブラックサンダーを大量購入する彼女と対話を進める短編ノベルゲーム

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さて、気になる受賞結果は?

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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