Googleは4日、「Googleマイマップ」の情報公開範囲の設定を確認するよう、公式ブログで注意を呼びかけた。設定を誤って「一般公開」にしていたため、個人情報が流出するケースが多発している。
Googleは4日、「Googleマイマップ」の情報公開範囲の設定を確認するよう、公式ブログで注意を呼びかけた。設定を誤って「一般公開」にしていたため、個人情報が流出するケースが多発している。
GoogleマイマップはGoogleマップの機能の1つで、ユーザーがカスタマイズした地図を作成でき、個人での利用はもちろん、他の人々と情報を共有できるサービス。ユーザーはマイマップを作成する際に、情報公開の範囲設定を「一般公開」か「限定公開」から選ぶことができる。
カスタマイズした情報をインターネット上で共有することが目的のサービスのため、Googleでは初期設定を「一般公開」としている。「一般公開」と設定すると、全世界のインターネットユーザーとその情報を共有することになり、検索エンジンでの検索対象となる。そのため、個人利用を目的として作成したマイマップの場合は、必ず設定を「限定公開」にしなければならない。
マイマップの設定を変更するには、画面左列中段にある[編集]ボタンを押し、表示された編集画面の“プライバシー設定”枠にある「限定公開」にチェックを入れ、[完了]ボタンをクリックする。
Goolgeでは、これまで公開設定の文言を「公開」「非公開」としていたが、ユーザーから「非公開」だと意図が分かりづらいという指摘があったため、「限定公開」と文言を変更するなどの対処を行っている。また、既にマイマップを利用しているユーザーには、再度自身の公開設定状況を確認し、もし公開したくない情報を誤って公開している場合は、「限定公開」とするか、情報ごと削除することを推奨している。
なお、不適切なマイマップを見つけた場合には、違反報告用のフォームが用意されており、削除のリクエストを申請することができる。
【関連リンク】
・マイマップの公開設定をご確認ください:Google Japan blog
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