米Adobe Systemsは16日、スペインのバルセロナで開催されているGSMA Mobile World Congressにおいて、モバイル環境でアプリケーションを配信するランタイム「Adobe Flash Lite 3.1 Distributable Player」を発表した。コンテンツクリエイターがモバイルユーザーに直接コンテンツを配信し、課金することが可能になる。
米Adobe Systemsは16日、スペインのバルセロナで開催されているGSMA Mobile World Congressにおいて、モバイル環境でアプリケーションを配信するランタイム「Adobe Flash Lite 3.1 Distributable Player」を発表した。コンテンツクリエイターがモバイルユーザーに直接コンテンツを配信し、課金することが可能になる。
同プレイヤーは、当初はパブリックβとして提供され、ノキアS60およびWindows Mobileを搭載した携帯端末をサポートする。現在、米国、英国、スペイン、イタリア、インドのユーザー向けに、無線経由のダウンロードが提供されており、今後さらに拡大する予定。
Distributable Playerは、2008年5月に発表された「Open Screen Project」の一環で、PC、モバイル機器、家電などデバイスに寄らない一貫したランタイム環境を提供することを目指す。また、Open Screen Projectには、新たにPalm社が参加し、Palm webOS搭載のスマートフォンでAdobe Flash Playerが利用できるようになることが、同じく発表された。
さらに、アドビシステムズ社とNokia社は、Flashプラットフォームベースのモバイルアプリケーションの開発を促進するため、1,000万ドルで「Open Screen Project Fund」を設立すると発表した。また、魅力的なモバイルアプリケーションの開発を支援する「Flash Lite Developer Challenge」コンテストも開催される。
【関連リンク】
・About Adobe - Press Room - アドビ システムズ社、Adobe Flash Liteの新しいモバイル向け無線配信ランタイムの提供を開始
・About Adobe - Press Room - Palm社、新たにOpen Screen Projectに参加
・flashlitedeveloperchallenge
・Adobe - Adobe Press Room - Adobe and Nokia Announce $10 Million Open Screen Project Fund
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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