DragonFly BSDチームは17日、DragonFly BSD 2.2のリリースをアナウンスした。このリリースではHAMMERファイルシステムが製品化準備(production-ready)段階となっているほか、多数の改善が施されている。また、はじめてDVDによるリリースイメージが提供された。
DragonFly BSDチームは17日、DragonFly BSD 2.2のリリースをアナウンスした。このリリースではHAMMERファイルシステムが製品化段階(production-ready)となっているほか、多数の改善が施されている。また、はじめてDVDによるリリースイメージが提供された。
DragonFly BSDは、2003年にFreeBSDから分岐して開発が始まったプロジェクトで、軽量カーネルスレッドなどによりマルチプロセッサ環境での高性能化を考慮している。2008年7月にリリースされたバージョン2.0から、独自開発によるHAMMERファイルシステムを搭載していることも特徴のひとつ。HAMMERファイルシステムは、最大の容量が1エクサバイト。スナップショット機能や、fsckを不要にする非同期処理のサポートなど、SunのZFSと並ぶ機能が実現されている。
バージョン2.2は、機能が削られたCD ISOイメージか、X環境などを含む完全版のDVD ISOイメージ、USBブータブル版(512メガバイト以下)が提供されている。また、NetBSD pkgsrcから7,300のビルド済みパッケージが用意されている。詳細はリリースノートを参照のこと。
【関連リンク】
・DragonFlyBSD: release22
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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