プログラミング言語Ruby上で動作するオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」バージョン2.3が、3月16日リリースされた。頻繁に改良されることで知られるRailsだが、今回のアップグレードは、Rack対応などこれまででもかなり大きな変更となっている。アナウンスおよびリリースノートによると主な概要は次のとおり。
- テンプレート
アプリケーションジェネレーター「rg」を統合したことにより、テンプレートベースのアプリケーションを生成できる。 - エンジン
Rails Engine(他のアプリに埋め込むことができるRailsアプリケーション)機能のいつくかをサポート。 - Rack
既存のCGIに代えて、WebサーバーインターフェースRackをサポート。 - Metal
高速なマイクロフレームワーク「Rails Metal」のサポート。 - ネスト
複雑なフォームを記述するためのActive Recordの改良。 - Ruby 1.9.1サポート
【関連リンク】
・Riding Rails: Rails 2.3: Templates, Engines, Rack, Metal, much more!
・Ruby on Rails 2.3 Release Notes