Twitterは22日、公式のリツイート(Retweet)機能を日本語版でも公開した。日本語インターフェースでも[返信]ボタンの横に[リツイート]ボタンが設置され、誰でも利用できるようになった。
Twitterは22日、公式のリツイート(Retweet)機能を日本語版でも公開した。リツイートは、他人の発言を自分のタイムラインに再投稿する仕組み。2009年11月から限定的に公開されており、これまでも使用言語を「English」に設定していれば日本からでも利用できた。今回から新たに、日本語インターフェースでも[返信]ボタンの横に[リツイート]ボタンが設置され、誰でも利用できるようになった。
リツイートは、リプライやハッシュタグなどtwitterのほかの機能と同様に、もともとはユーザーの間から生まれた発言形式で、タイムラインで見かけた中から自分をフォローしている人にも教えてあげたいリンクや発言を、元の発言を保ったままで再投稿することをいう。ハドソン川の飛行機事故で飛行機の中からの発言や写真がリツイートによって広まるなど、2009年の初め頃からTwitterによる新しいメディアの形として話題となっていた。
これまでもtwitter専用クライアントでは同様の「RT」機能が実装されているが、公式のリツイート機能では以下の点が異なっている。
- 発言の先頭にリツイートを表すアイコンが表示される
- オリジナル発言者のつぶやきとして投稿される。リツイートしたユーザーは発言の下に「XXXがリツイート」として表示される
- オリジナルの発言への追記・編集ができず、発言がそのまま再投稿される
- リツイートによる再投稿は検索などでは表示されず、オリジナルだけが見つかる
- 同じ発言を何人のフォロワーがリツイートしても、最初のものだけが表示される
- オリジナルの発言へのパーマネントリンクが追加される
こういった仕様によって、リツイート発言の真正性や追跡性が担保され、改竄や捏造が防げるとともに、非公式のRT機能にあった分かりにくさや冗長性が解消されるとしている。
ただし、日本ではRT機能が再投稿としてより、簡易な「引用付き返信」機能として広く利用されていることもあり、クライアントによるRT(引用付き返信)機能と、Twitter公式のリツイート機能は併用されていくと見られている。
【関連リンク】
・twitterブログ - リツイート機能を公開しました
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