Opera Softwareは11日、ウェブブラウザOperaの最新ベータテスト版「Opera 10.50 beta」を公開した。特にスピード面での強化が図られている。
Opera 10.50では、新開発のJavaScriptエンジン「Carakan(チャラカン)」を搭載しており、表示速度がOpera 10.10の約8倍に向上した。また、画像をより高速でなめらかに表示できる新しいグラフィックスライブラリー「Vega(ヴェガ)」により、タブの移動やアニメーションなども高速になっている。レンダリングエンジンも「Opera Presto 2.5」にバージョンアップし、HTML5、CSS 2.1、ほとんどのCSS3といった新しいウェブ標準をサポートしている。
このほか、ブラウジング領域を最大にするシンプルなデザインや、プライベートタブおよびプライベートウィンドウの追加、検索の実行やサジェストなどアドレスフィールドの強化といった、モダンブラウザでトレンドとなっている機能が採用されている。
Windows 7およびVistaでは、Aero Glassエフェクトを利用して背景を透明にでき、Windows 7のジャンプリストもサポートしている。また、Opera Widgetsが、Operaブラウザから独立して起動できるようになった。
【関連リンク】
・Choose Opera 日本支部 - Opera 10.50 beta for Windows 登場です。
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