MDC(Mozilla開発センター)は10日、次期WebブラウザFirefox 3.7に搭載されるレンダリングエンジン「Gecko 1.9.3」のプレリリース版を含む「Mozilla Developer Preview 3.7 Alpha 1」をリリースした。
MDC(Mozilla開発センター)は10日、次期WebブラウザFirefox 3.7に搭載されるレンダリングエンジン「Gecko 1.9.3」のプレリリース版を「Mozilla Developer Preview 3.7 Alpha 1」としてリリースした。ダウンロードは公式サイトから可能となっている。
Gecko 1.9.3 Alpha 1では、CSS3のTransitionsアニメーション機能、SVG中のSMILアニメーション、WebGL、RangeオブジェクトのgetClientRectsメソッドとgetBoundingClientRectメソッド、DOM要素のsetCaptureメソッドとreleaseCaptureメソッド、HTML5のHistory.pushStateメソッドとHistory.replaceStateメソッドおよびpopstateイベント、CSSのbackground-imageプロパティの-moz-image-rect()値などがサポートされている。
そのほか、スクロールや印刷プレビューの改善など、さまざまな変更が行われている。また、Mac OS Xのテキスト表示では、従来のATSUI(Apple Type Services for Unicode Imaging)ではなく、10.5 Leopardから導入された高速なレイアウトエンジン「Core Text」を利用するようになっている。
詳細はリリースノートを参照のこと。なお、現行でMozillaの最新版WebブラウザFirefox 3.6に搭載されているエンジンはGecko 1.9.2である。
【関連リンク】
・Mozilla Developer Preview (Gecko 1.9.3a1) available for download:Mozilla Developer News
・Mozilla developer preview (Gecko 1.9.3a1) available for download:the Web developer blog
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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