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学術論文データベース「CiNii」がバージョンアップ
著者検索でユーザー・フィードバックによる集合知を活用

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 国立情報学研究所が運営する学術論文のデータベースサービス「CiNii(Citation Information by NII)」が1年ぶりにバージョンアップし、1日から著者検索機能などが利用できるようになった。

 国立情報学研究所(NII、National institute of infomatics)が運営する学術論文のデータベースサービス「CiNii(Citation Information by NII)」が1年ぶりにバージョンアップし、1日から著者検索機能などが利用できるようになった。前回のバージョンから、多数の修正が行われている。

 新たに導入された「CiNii著者検索(ベータ)」は、著者に割り振られたIDごとに論文リストを表示する機能。しかし、既存のCiNiiデータベースでは約800万の著者名に対して、同姓同名や異体字の問題が解決しておらず、手作業による著者同定(名寄せ)が難しい状況だった。

 今回の著者検索ではIDを機械処理で発行しているが、共著関係や所属などの周辺情報を利用して、同名異人の著者に同一のIDが発行されないよう処理を工夫している。また、同定が失敗して1人の情報が複数のIDに分割されてしまう問題に対して、利用者の目視によるフィードバックを反映する集合知の仕組みを導入している。

 
【関連リンク】
CiNii.jp, CiNii著者検索について
CiNii著者検索とコップの中の小さな革命 - 清澄日記 -
学術論文データベースの新「CiNii」試験公開(CodeZine)

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https://codezine.jp/article/detail/5083 2010/04/06 16:25

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