SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

DSM手法によるソフトウェアアーキテクチャ分析ツール「Lattix5.6」発売

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 テクマトリックスは22日、ソフトウェアアーキテクチャ分析ツールの最新版「Lattix(ラティックス) 5.6 日本語版」を販売開始した。

 Lattixは、DSM(Dependency Structure Matrix)と呼ばれる、モジュールの依存関係を二次元の表形式で表す分析手法が特長の静的解析ツールで、ソフトウェアアーキテクチャの可視化、改善のシミュレーション、ルール違反の検出、変更時の影響分析、品質評価を行うメトリクス情報の算出といった機能を備えている。特に、コードの行数が1千万行を超える等、巨大化・複雑化しすぎて全体を把握できなくなったプロジェクトでのニーズが高い。国内では、主に自動車部品、デジタルカメラ、複合機といった組込み系のユーザー企業が多いという。

Apache HTTP Server 2.0.55の分析例(発表資料より抜粋)。縦軸が対象が何を呼び出しているか、横軸が何から呼び出されているかを表す。左下の三角形に依存関係が収まっているほど、綺麗な階層構造となる。
Apache HTTP Server 2.0.55の分析例(発表資料より抜粋)。縦軸が対象が何を呼び出しているか、横軸が何から呼び出されているかを表す。左下の三角形に依存関係が収まっているほど、綺麗な階層構造となる。

 今回はほぼ1年ぶりのメジャーバージョンアップで、新機能として、組込み開発向けモデリングツール「IBM Rational Rhapsody」のサポート、アーキテクチャメトリクス分析と構造分析機能の強化、APIを呼べるスクリプト機能の拡張等が行われた。主な解析対象はJava、C/C++、.NET、Oracle、SQL Server、UML/SysML。

 開発元の米Lattix社 副社長 Frank Waldman氏は、「マルチコアを初めとする新技術、SOAによるWeb化、ソフトウェア品質の厳格化等により、静的解析ツールでソフトウェアをリエンジニアリングする必要性が近年高まっている。また、普及が進むアジャイル開発手法では、軽量・リアルタイム・自動化されたツールが必要である」と述べ、Lattixの優位性を強調した。今後は技術トレンドにDSMをどう適用させられるかパイオニアの役割を担っていきたい、と抱負を述べている。

Lattix Inc. 共同設立者兼副社長 Frank Waldman氏
Lattix Inc. 共同設立者兼副社長 Frank Waldman氏

 
【関連リンク】
Lattix -アーキテクチャ分析ツール-

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/5135 2010/04/22 15:51

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング