Mozillaは23日、クラッシュ防止機能を搭載したWebブラウザ「Firefox 3.6.4」をリリースした。
バージョン3.6.4から搭載されたクラッシュ防止機能では、Geckoプラットフォームのプラグインプロセス分離技術により、プラグインが別スレッドで実行されるようになった。このため、Adobe Flash、Apple Quicktime、Microsoft Silverlightといったサードパーティ製プラグインがクラッシュまたはフリーズしても、プラグインで表示されている部分は無効化されるだけでブラウザ自体は動作し続けるため、ページを再読み込みすればプラグインも再起動される。
そのほか、「XSLTノードの並べ替えにおける整数オーバーフロー」など重要度が「最高」の4つを含む計7つのセキュリティ修正や、安定化のための修正も加えられている。
また、1つ前のFirefox 3.5系列でもセキュリティ修正を施したバージョン3.5.10がリリースされたが、3.5系にはクラッシュ防止機能は搭載されず、サポートも8月で終了する。
【関連リンク】
・Firefox 3.6.4 リリースノート
・Firefoxのセキュリティアップデート (3.5.10/3.6.4) 公開、Firefox 3.6.4は新たにクラッシュ防止機能を搭載しました
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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