ComponentOne Studio for iPhone-UX 2011Jは、Visual StudioでASP.NETを開発するのと同じ手法で、iPhone/iPadに最適化したWebサイトやWebアプリケーションを作成できるコンポーネント群。iPhoneライクなボタンやカレンダー、ダイアログをはじめ、スクリーンタッチでの切り替えが可能なラウンチパッドやマルチビュー、カバーフローなど、Ajaxに対応した10種類以上のASP.NETコンポーネントを収録している。
スマートタグやデザイナフォームといったGUIも併せて提供されているため、開発の際は通常のASP.NETでの開発と同様に、Visual Studio上でコンポーネントを選択してドラッグ&ドロップで画面をデザインし、プロパティで各種設定、必要な作り込みはVisual BasicやC#で行うといったアプローチでよい。各コントロールは、オートローテーション(縦横の画面切り替え)やタップ、ドラッグといったiPhone/iPadでのスクリーン操作に対応しており、わざわざObjective-CやiPhoneプラットフォームのデザイン原則などの新技術を習得する必要もない。CSSにも対応しているため、使い慣れた技術で、iPhone/iPad向けのASP.NETアプリケーションを構築することができる。収録されている各コンポーネントの種類や動作は、グレープシティのデモページで確認してほしい。



グレープシティでは、通常のWebページの最適化のほか、近年、増加している業務用として支給されたiPhone/iPadからの業務系Webサイト/Webアプリケーションにおける閲覧・操作の最適化といったシーンでの採用を想定しているという。
開発ツールはVisual Studio 2010日本語版に対応。1開発ライセンスの価格は、パッケージ版が115,500円、ダウンロード版が103,950円となっており、アプリケーション配布時には別途サーバーライセンスが必要となる。なお、ComponentOne Studio 2010J Enterpriseの登録ユーザーには、期間限定での無償提供が予定されている。
【関連リンク】
・iPhone/iPadに最適化したASP.NETコンポーネント登場(プレスリリース)
・ComponentOne Studio for iPhone-UX 2011Jデモページ