東京大学工学研究科 工学教育推進機構では、国際的なリーダー人材の育成を狙いとして、工学部共通科目「創造的ものづくりプロジェクト」、工学研究科共通科目「創造性工学プロジェクト」を開講しており、その中で複数のサブプロジェクトを企業と協力して行っている。
今回の新しいサブプロジェクトは「クラウドコンピューティング」をテーマに、2010年度冬学期に実施する予定。教材には、オンラインで簡単にデータベースアプリケーションを構築できるサービス「Zoho Creator」を活用する。
担当教員の美馬秀樹准教授は、クラウドコンピューティングをテーマにした狙いについて、学生にとって技術を学ぶことのみに有効なだけでなく「ゾーホー社のインドでの開発の進め方、ビジネス手法なども学生の大きな刺激になると期待」すると話している。
また、このプロジェクトでは、Zoho Creatorサービスを使ったクラウドアプリケーションの開発、日本市場への公開を予定するとともに、受講生の体験や市場のニーズをZohoサービスにフィードバックすることも検討している。
【関連リンク】
・ゾーホージャパン株式会社