Windows/Mac/Linux向けのFirefox 6は、新設の[Web開発]メニューに「Webコンソール」をはじめとするWeb開発に関するツールを集約。JavaScriptコードを入力、テスト、修正できる「スクラッチパッド」を新たに搭載している。さらに、APIへの対応を拡大し、さまざまな端末やプラットフォームに対して、WebサイトやWebアプリケーションの最適化に役立つ「window.matchMedia」や、ブラウザとサーバー間の同時双方向コミュニケーションを実現する「WebSocket」「Server-Sent」イベントなどが利用できるようになった。
一般ユーザーに影響する変更点は、ロケーションバーにおいてサイトのドメイン名部分が強調表示されるようになったことだ。これにより、Web上で今どこにいるかをすばやく確認することが可能となった。
一方、Android版ではデザインを刷新し、フォントやボタンをタブレット端末向けに最適化した。また、Android版でもAPI対応を強化しており、シングルタッチイベントAPIを使用すれば、ユーザーのタッチイベントやジェスチャーによる入力を判別できる。
また、Thunderbird 6では、Firefoxと同様にMozillaのGecko 6エンジンが搭載され、動作速度、安定性、安全性が向上している。また、Windows 7向けのデザイン調整やジャンプリストへの対応、Microsoft Outlookからのメッセージインポート処理も改善されている。
【関連リンク】
・The Mozilla Foundation
・Mozilla Japan