アイエニウェア・ソリューションズは、自己管理型高性能RDBエンジン「SQL Anywhere」、モバイル向け小型RDBエンジン「Ultra Light」、他社製データベースとの双方向データ同期ミドルウェア「Mobile Link」で構成されるパッケージ「SQL Anywhere」の最新バージョン「SQL Anywhere 12」日本語版を、25日に発売した。
「SQL Anywhere」は、アプリケーションへの組み込みが容易で、自己管理機能を持ち、最低限の管理で済むため、ITのサポートがほとんど受けられない場所で利用する、業務アプリケーションとして最適な製品といえる。
新バージョンでは、革新的なスケールアウト構成をとることが可能になり、複雑なクラスタを構成することなく、大規模な読み取りやポーティングなどの参照形システムの負荷を、効率的に分散できるようになっている。また、サーバースレッドの自動チューニングや、統計情報管理の自己ヒーリングなど、増大するデータの処理スピード向上のため、自己管理機能を一層強化した。
「Ultra Light」は、小型で軽量なモバイル向けRDBエンジンで、iOSやAndroidといったスマートフォンOSに対応する。Oracleなどの基幹データベースのデータを、オフラインで高速検索・更新する必要がある社外業務アプリケーションで、iPhoneやAndroidスマートフォンを利用可能となった。
また、「SQL Anywhere」「Ultra Light」「Mobile Link」には、今回新たに空間データのサポートが加わっている。これによって、トラッキングやロケーションアウェアクエリの同期など、社外業務アプリケーションに役立つ機能が強化されている。
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